チーターはソロツーでいく

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通勤バイク歴10年超、経済性重視。 XSR125で通勤

今回、私は通勤用としてこちらのバイクをお迎えしました。

私の通勤バイク歴は10年を超えています。

最初の6年は原付で、それ以降は普通二輪だったり、大型二輪だったり。

現在、この通勤用と、趣味用の1,200ccが1台、計2台体制です。

通勤用なので、バイク選びは経済性から始まっていまして、早く走る方面での性能は求めていないことを、予めご承知ください。

 

XSR125

 

車体の色

通勤用と言いながらも、やはりバイク選びはウキウキするものです。

車体カラーは、水色を選びました。

車体の軽さ、軽快な走りを連想させる明るい水色が、力強くデザインされたネイキッドスタイルに組み合わされて、そのミスマッチ感が絶妙と思えたからです。

バイクに興味がない人でも、この色なら親しみを感じてもらえるのではないでしょうか。いい色だと思います。

 

とても軽い

車体の軽さはさすがは125ccで、200キロをきれば軽いと思っている感覚からすると、笑ってしまうくらいに軽いです。

もし、教習所のバイクがこれと同じ軽さ(137キロ)だったら、バイクをなめてかかることになるかも知れません。

軽いので、自宅の保管場所から表へ出す動作であったり、職場に到着して駐車スペースに停める時だったり、または少しの買い足しで近所のお店へ出かかるときであったり。

軽さの恩恵を実感する場面がとにかく多いです。

 

優れた経済性

当然、これだけ軽いので、燃費の良さがかなり期待できます。

ちなみに、私が購入したバイクショップは、自宅から50キロ以上離れたヤマハの直営店(YSP)で、納車の際にはガソリンを満タンにしてくれていました。

カッコイイですねぇ。

納車後、1か月ほど片道13キロの通勤で使用していたところ、排気量から期待できる燃費の良さに加えて、ガソリンタンクの容量も10Lとしっかりと確保されている相乗効果なのか、ガソリンメーターが一向に減りません。

カワサキのZ650RS、KLX230SMなど、ガソリンタンクの容量が少ない車両に乗っていたときは、儀式のように週に一度くらいの頻度でガソリンスタンドへ通う必要があり、それが生活サイクルの一部となっていました。

ですが、このバイクになると、1週間をすぎてもガソリンメーターが1目盛りも減りません。

毎日の通勤でそれなりに端っているはずなのに、あまりに平然といられると、燃費の良さを喜ぶよりも、このメーターは本当に正しいのだろうか、という疑念が生じ、ついには大丈夫なんだろうかと心配になっていました。

そして、200キロを超えたころに初めて1目盛りが減った時に、安堵と嬉しさがこみあげてきたのを記憶しています。

過去に、納車後の初めての給油は、自分の期待値を下回ることがほとんどで、あまりいい記憶が無ありません。

そうした経験から、今回も最初の給油はあえて計算しないようにと思っていましたが、ほぼ1か月も給油しないくらいなので、良い結果が出ているのではないかと、複雑な気持ちで計算したとろ、驚いたことに、リッター51.0となりました。想像以上。

しかしこれは最初にガソリンを入れてくれていたYSPの計らいで、きわきわまでガソリンを入れてくれいていた効果も考えられるし、次回、一気に燃費が下がるとショックなので、平均燃費としては取り扱わないこととしました。

なお、排気量が小さいと、オイルを交換する時のオイル量も少なくて済むし、チェーンやタイヤも細いので、交換するときの値段も安かったりと、維持にかかる全てがリンクしており、経済性で考えるならこのバイクは間違いのない選択肢だと言えます。

 

パワフルではないが、不足でもない

メーカーが公表しているスペックとは別に、実際に公道上でバイクを走らせるときの性能を表現するものとして、スタートダッシュや加速感があります。

信号待ちの車の横をすり抜けて、信号が変わると同時にスタートダッシュ…というのはよろしくないですが、信号のタイミングで、たまたま自分が先頭になって、その性能を評価する機会は何度か訪れています。

この時、あまりモタモタしていると、後続の車両からうっとうしく思われるという変なプレッシャーを感じてしまい、一気に加速したい気持ちはあるのですが、私はそもそもそのような性能を期待してこのバイクを購入したのではないし、変なプレッシャーよりも、『急』が付く動作(緊急の場合をのぞく)は控えようと、理性でブレーキをかけている小心者です。

よって、スタートダッシュそのものは試していないのですが、それでも、アクセルをあけていく感じからすると「期待しない方が良い」というのが率直な感想ですね。やはり、125ccは125ccなりです。クラスを超える性能を期待してはいけません。

ただし、これはこのバイクが非力でダメというわけではなく、後方の車両に配慮しつつ、飛び出しにも注意しながら徐々にアクセルをあけていく走り方においては全くストレスなく運用できています。

通勤途中に、信号からすぐにゆるやかな上り坂になっている箇所があります。

原付のときは、信号待ちで先頭になってしまった時には、なかなかスピードに乗れず、なんとなく後続車に迷惑をかけていた箇所でしたが、このバイクならスイスイと進んでいけるし、アクセルのひらき具合から、まだ余力を残していることが感じられます。

『パワフル』という言葉は当てはまらないと思いますが、かといって『足りない』とも思っていません。

 

6速マニュアルがよい

マニュアルなので、バイクを操る楽しさがあります。

これは、スクーターのような、便利とはまた違った世界です。

マニュアルの良いところ、面白いところは、スピードや状況に応じて自分でギアが選択できるところにあり、走りの幅が広がります。

そして、5速のバイクに乗っていると、どうしても「6速あればなぁ」と思ってしまうことがありますが、このバイクは、125ccという小排気量ながらも、立派に6速がついています。

さらに、スピードがあがってきても、車両の剛性不足を感じるようなことがありません。走りの土台となるバイクの造りが、実にしっかりしています。

 

シートは薄くて質感は低い

シートは薄いです。クッションもあまりありません。足つきには貢献しますが、長距離はきついと思われます。私の通勤は片道20~30分程度で、この範囲では問題ありませんが、これ以上になると、きついと思います。

この車体のシートは、茶色なので余計にそう見えてしまうのですが、質感ははっきり言って、低いです。かなり残念な感じです。

金額は必要ですが、シートの張替えを行えば、バイク全体が見違えるほどグレードアップすると思います。

 

風には弱い

軽さが利点のバイクですが、反面、風にはめっぽう弱いです。

理由は簡単、重くないから抑えがききません。

通勤用バイクなので、雨風の強い日でも、カッパを着て走るのですが、こうした時に安定感がなく、とても心細いです。

まして、台風だろうが警報だろうが、出勤にはこのバイクしかありません。

コケても補償はないどころか、経済性で言えばマイナスに転落です。

風の日は、特に気を付けて運転する必要があります。

 

まとめ

軽さや経済性は想像どおりで裏切りません。

その上で、このバイクの特に良いところは、125ccという小排気量ながらも、6速を備え、造りがしっかりしていて、バイクとしてとても信頼できる、というのが私の一番感じたところです。

様々なコストとのせめぎあいの中、大排気量ではなくこの小排気量において、ここまでしっかりとしたバイクに作り上げたヤマハの本気度を感じます。

XSR125

 

 

アイテム紹介

荷物の持ち運びは、リュックだと肩がこるので、サイドバックを取り付けています。

サイドバックは、ドッペルギャンガーの14Lです。

このサイズは数ある製品の中でも値段が抑えめで、普段使いには容量も十分です。

バイクを乗り換えても、取り外して継続使用しており、このバッグは2年以上になりますが、雨水の侵入は一度もありません。

 

 

冬場は、見た目を優先している余裕はないので、無理をせずハンドルカバーを導入しています。

変な派手さもなく、主張しないところが気に入っています。

 

グリップヒーターは、キジマのこちらのタイプが適合します。

使い始めると、グリップヒーターなしの生活はありえないほどの威力です。