チーターはソロツーでいく

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Z900(2022)走行4,000キロ インプレッション

Z900(2022)で走行が4,000キロを超えたので、感想を述べたいと思います

Z900(2022)50th

Z900を選んだ理由

このバイクの前はW800で、スピードよりも味わいを楽しむバイクでした。

ツーリングの目的地が遠くなってくると、基本は日帰りツーリングなので時間内に収めるべく高速道路をビューンと走れる方がいいんですが、W800は得意分野ではなかたため、目的と手段の組み合わせが悪くなってきました。

ということで、まずは高速道路をビューンと走れることが前提となります。その上で、

  • 高速道路なら、2気筒よりも4気筒の方が快適そう。
  • デザインはネイキッドが好きなのでカウルなし(快適性は??)
  • 整備や信頼性、メンテナンス費用も考慮して国産。
  • 車重は軽い方が良い。
  • 「限定」という言葉に弱い。
  • ホイールまで赤というのが珍しい

50thモデルがちょうど買える時期だったので、Z900 50thになりました。

Z900RSにしなかったのは、最初はZ1000を考えていたのでそちらでイメージが固まっていたこと、値段なども作用した結果です。

 

マスの集中化で取り回しは良好

車庫からの出し入れはエンジンを切った状態で、またがって動かします。

車重は、カタログ値によると213キロ。

それなりの重さですが、意外とハンドルが軽く思えたり、意外と前後に動かしやい。

走り出しても、右へ左へなど操作に対して素直にマシンが反応してくれて、これがマスの集中化の恩恵かな、などと思っています。

 

標準マフラーでもいい音してます

特徴はあまり感じられませんが、さすがは大型バイクで標準でも排気音はそれなりに大きく、存在感があると思います。

トンネルに入ると「カーン」と甲高い音が跳ね返ってきます。

 

シルキーでトルクフル。のんびり流しても退屈しない

さすがの4気筒。エンジンはなめらかに回り、まるでモーターのようです。

上から下まで常にトルクフル。エンジンが大きいので、ごく低速でもトルクが薄くなることもありません。

高速道路で加速したいときなど、グイっとひねれば瞬時に加速し、どこまででも加速します。スピードを出しても車体は平然としており、極めて安定感があります。

アクセルをひねることに対してのレスポンスは機敏すぎることもなく、緩すぎることもなく、街中から高速まで扱いやすいです。

特に大事だと思うのは、スピードにこだわらず、のんびり流しても退屈ではないと思えるところです。

 

手がしびれる微振動なし

以前に650ccの4気筒モデルをレンタルして高速道路を走ったとき、微振動がビリビリと伝わってきて、毛細血管が破壊されるかのような体験をしました(バイクを降りてからでもビリビリは長らく続く)。

Z900は、こうした微振動は走行中も走行後も一切感じません。

 

6速の詰まり感→ドリブンスプロケット(後輪)交換で解決

6速(トップギア)はスーッと伸びるような感じを期待していました。

しかし実際は、どこまででも加速できるのですが、どこまで行ってもスーと走る感じはなく、常に加速と減速を繰り返す状態で、悪く言うと常に「詰まり感」があり居心地がよくありませんでした。

この時点でかなり嫌気がさしていたのですが、スプロケットの交換という手段があることを知り、標準の44Tから41Tへ枚数を減らしました。

結果は大成功で、求めていた軽く流せる6速になり、乗りやすいバイクになりました。

※ 交換により、コンピュータがエラーと判断してしまう場合もあるので、くれぐれも自己責任でお願いします。

サンスター RK-111 41T

サンスター(SUNSTAR) リアスプロケット 525-41T 12H MARVIC/DUOMO RK-111-41

 

ヘッドライトが明るて照射範囲も十分

バイク選びの際、まずは全体的なデザインに目が行き、店頭で眺めるのは明るい時間帯、夜でも店内で明るいことから、意外と忘れがちな項目です。

私は街灯の少ない片田舎に住んでいるので、夜間走行でのライトの明るさや照射範囲はとても重要でして、後から変更もききにくい箇所なので、できれば標準で済ませたいところです。

かつて、標準LEDヘッドライトで明るさは十分だったものの、カットラインがはっきりしすぎて見える範囲が限定され、結果、非常に見にくいバイクも経験しました。

その点、このバイクは十分な明るさと照射範囲で、白い色味のLEDはとても見やすいです。

 

平均燃費は20前後。高速は24も。

先述のように街灯の少ない片田舎、信号も少ない好条件下での平均値です。

 

標準でETC2.0は助かる

「その分、車両本体価格に上乗せしているだけ」とも言えますが、取り付け場所が適切で、メーカーや取付ステーなど追加で考える必要もなく、シンプル思考で助かります。

 

まとめ

ひと言で表現すると、「扱いやすい大型バイク」という感想です。

乗りやすいという記事を多く見かけましたが、誇張ばかりではなかったようです。

さらに、こうして書き出してみると「ここをなんとかしてほしい、という箇所が無い」という発見がありました。

意外な結果にちょっと驚きです。